大分県

大分県の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

大分 観光ガイド

大分県の観光・旅行 Info

大分県は九州地方の北東部に位置し、豊かな温泉資源、美しい自然、歴史的な名所が数多く存在する魅力的な観光地です。ここでは、大分県を訪れる際にぜひ足を運びたいスポットをいくつか紹介します。

別府温泉郷

日本有数の温泉地

別府温泉郷は、源泉数・湧出量ともに日本一を誇る大分県を代表する温泉地です。8つの温泉地からなる「別府八湯」は、それぞれ異なる泉質と風情を楽しめます。

地獄めぐり

別府ならではの名物観光「地獄めぐり」は、自然の力で噴き出す色鮮やかな温泉を巡るコースで、海地獄血の池地獄など、名前のインパクトもさることながら迫力満点の光景が楽しめます。

湯布院(由布院)

自然とアートが融合する温泉地

由布岳の麓に広がる湯布院は、温泉とともに、洗練されたアートスポットやグルメ、自然美を堪能できる場所です。女性を中心に人気の高いエリアで、静かに過ごしたい方にもおすすめです。

金鱗湖と散策路

霧が立ちのぼる幻想的な金鱗湖周辺には、カフェや美術館が点在しており、散策を楽しむことができます。特に朝の時間帯は湖面に霧がかかり、とても美しい景観です。

国東半島

神仏習合の聖地

大分県北東部に位置する国東半島は、古くから神仏習合文化が根づいた地域で、多くの古寺や磨崖仏があります。両子寺(ふたごじ)熊野磨崖仏など、歴史と自然が織りなす景観が魅力です。

六郷満山文化

この地域独自の「六郷満山文化」は、神と仏を同一視する思想に基づくもので、日本の宗教史においても非常に重要な位置を占めています。

高崎山自然動物園

野生のサルと触れ合えるスポット

高崎山自然動物園は、野生のニホンザルが自然のままに暮らす姿を間近で観察できるユニークな施設です。餌付け場には毎日多くのサルが訪れ、行動や表情を楽しめます。

隣接する水族館「うみたまご」

隣には大分マリーンパレス水族館「うみたまご」があり、動物とのふれあい体験も充実しています。家族連れにも人気の高いエリアです。

中津城と福澤諭吉旧居

歴史好きにおすすめのスポット

中津城は、黒田官兵衛によって築かれた名城で、海に面した珍しい立地が特徴です。城内には中津の歴史を紹介する展示もあり、天守閣からの眺めも素晴らしいです。

近代日本の礎を築いた福澤諭吉

中津市には、明治時代の啓蒙思想家である福澤諭吉の旧居と記念館もあり、近代日本の精神を知ることができます。

大分県のグルメガイド

大分県は、日本有数の温泉地であると同時に、食材の宝庫でもあります。山海の幸に恵まれ、地元ならではの味覚や郷土料理が数多く楽しめます。旅の楽しみのひとつであるグルメとお土産について、以下にご紹介します。

大分県の名産品とローカルフード

関あじ・関さば

関あじ・関さばは、大分県佐賀関沖の速い潮流で育ったブランド魚です。身が締まり、脂ののりが良く、刺身で食べると絶品です。地元の料亭や寿司店では新鮮な関あじ・関さばを堪能できます。

とり天

とり天は、大分県民に長年愛される定番の家庭料理。鶏肉を天ぷら風に揚げ、ポン酢やカラシ醤油で食べるのが特徴で、ボリュームがありながらもあっさりとした味わいが魅力です。

りゅうきゅう

りゅうきゅうとは、新鮮な魚を醤油、みりん、ごまなどで漬けた郷土料理。ご飯にのせて丼にした「りゅうきゅう丼」も人気があります。漁港近くの食堂などでいただけます。

だんご汁

だんご汁は、小麦粉を練って伸ばした「だんご(団子)」を、味噌仕立ての汁で煮込んだ郷土料理。ごぼう、大根、にんじんなどの根菜がたっぷり入っていて、体が温まります。

人気のレストラン・食事処

東洋軒(別府市)

東洋軒は、別府市にある老舗の洋食店で、とり天発祥の店とも言われています。とり天定食は観光客に非常に人気があり、揚げたてのとり天と自家製の酢醤油が絶妙です。

和食工房 新(あらた)(大分市)

和食工房 新は、大分市中心部にある人気の和食処で、関あじ・関さばをはじめとする新鮮な魚介料理を提供しています。お刺身の盛り合わせやりゅうきゅう丼が特に好評です。

由布まぶし 心(湯布院)

由布まぶし 心は、湯布院にある人気店で、豊後牛(ぶんごぎゅう)や鰻などを使った「まぶし飯」が名物。土鍋で炊き上げたご飯を、薬味やだしで三通りに楽しめます。

おすすめのお土産

ざびえる

ざびえるは、大分県を代表する和洋折衷のお菓子で、キリシタン文化をモチーフにした金の包装が目印。ラム酒漬けのレーズン入り白あんをバター風味の皮で包んで焼き上げた風味豊かな逸品です。

地獄蒸しプリン(別府)

地獄蒸しプリンは、別府温泉の蒸気を使って蒸し上げた濃厚なプリン。カラメルのほろ苦さと卵のまろやかさが特徴で、お土産用の冷蔵商品としても販売されています。

かぼす関連商品

大分県産のかぼすは、日本一の生産量を誇る柑橘類で、果汁は焼き魚や鍋料理にぴったり。ジュース、ポン酢、ドレッシングなど、バラエティ豊かなお土産商品があります。

豊後梅・豊後牛加工品

豊後梅を使った梅酒やジャム、また大分県産のブランド牛「豊後牛」のカレーやレトルトハンバーグなども人気です。ご家庭で手軽に大分の味を楽しめる一品です。

大分県の季節の祭り・イベント

大分県には、地域に根ざした伝統的な祭りから自然を活かした季節イベントまで、年間を通して多彩な催しがあります。また、温泉文化や神仏習合など、大分ならではの特徴的な風習や文化も旅の楽しみのひとつです。

代表的な祭り・イベント

別府八湯温泉まつり(別府市)

別府八湯温泉まつりは、毎年4月に開催される別府最大級の温泉イベントです。市内各所の温泉が無料開放されるほか、パレードや湯かけ神輿、花火などが行われ、地元の人々と観光客が一体となって盛り上がります。

中津祇園(中津市)

中津祇園は、約400年の歴史を持つ祭りで、毎年7月に開催されます。各町から出される豪華な山車(やま)が市内を練り歩き、夜には提灯に灯がともり幻想的な雰囲気になります。

臼杵石仏火まつり(臼杵市)

臼杵石仏火まつりは、国宝・臼杵磨崖仏の前で行われる幻想的なイベントで、8月下旬に開催されます。千本以上の松明が灯され、荘厳な仏像群を照らし出す様子はとても神秘的です。

ホーランエンヤ(佐伯市)

ホーランエンヤは、豊漁と海上安全を祈願する伝統行事で、3年に一度開催されます。華やかな衣装を着た漕ぎ手たちが歌いながら漕ぐ船のパレードは、見る者を魅了します。

湯布院映画祭(由布市)

湯布院映画祭は、1976年から続く歴史ある映画祭で、毎年夏に開催されます。映画人やファンが集まり、上映会やトークショーが行われる、湯布院の文化的な魅力を感じられるイベントです。

大分県ならではの特徴的な文化や風習

地獄蒸し文化(別府)

別府温泉では、温泉の蒸気を利用して食材を調理する「地獄蒸し」が昔から親しまれています。観光客も体験できる施設が多く、野菜や卵、魚介類を蒸し上げていただくシンプルで健康的な料理です。

神仏習合と六郷満山文化(国東半島)

大分県の国東半島には、日本古来の神道と仏教が融合した「神仏習合文化」が色濃く残っており、「六郷満山(ろくごうまんざん)」という独自の宗教文化が育まれてきました。磨崖仏や古刹が多く、霊場巡りとしても人気です。

臼杵の精進料理と仏教文化

臼杵市では、国宝の石仏をはじめとする仏教文化が深く根づいており、精進料理も体験できます。伝統的な野菜中心の料理は、地元野菜の味を生かした滋味深い内容です。

温泉地ならではの湯文化

「湯治(とうじ)」という言葉に代表されるように、大分県では温泉を通して健康を保つ文化が現在も生き続けています。長期滞在しながら湯に浸かる「湯治宿」も各地に残り、旅人を癒してくれます。

季節ごとのおすすめイベント

春:桜まつり・温泉まつり

4月は別府温泉まつりのほか、湯布院・大分公園などで桜のライトアップが行われ、温泉と花見が同時に楽しめる贅沢な季節です。

夏:花火大会と盆踊り

別府、臼杵、佐伯など県内各地で夏祭りや花火大会が開催されます。温泉街での盆踊りや浴衣姿の人々も、旅情を一層盛り上げます。

秋:国東半島の紅葉と文化イベント

10〜11月には、富貴寺や両子寺(ふたごじ)などの古寺で紅葉が見頃を迎え、写経体験や座禅体験なども人気です。

冬:湯けむりと幻想的な夜景

別府や鉄輪(かんなわ)などの湯けむり立ち上る夜景が幻想的な冬。寒い季節だからこそ、温泉と郷土料理のありがたみが一層感じられます。

大分県の気温・天候

大分県は九州の北東部に位置し、温暖な瀬戸内型気候と山間部の内陸性気候が混在しています。海と山に囲まれた地形により、地域によって気温差や降水量の傾向が異なるのが特徴です。以下に、季節ごとの気候や気温、雨や台風の傾向をご紹介します。

春(3月〜5月)

気温と気候の特徴

春の大分県は、日中は穏やかで過ごしやすい気候が続きます。3月はまだ朝晩に冷え込みが残るものの、4月になると桜が見頃を迎え、観光にもぴったりな時期です。

平均気温の目安(大分市周辺)

花粉症の方は要注意の季節でもあり、スギやヒノキの花粉が多く飛散します。特に山間部では花粉の影響が強く出ることがあります。

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

雨の多い時期と湿度の高さ

大分県の梅雨は、湿度が高く、断続的に雨が降る時期です。特に山間部では大雨になることもあり、土砂災害や道路の通行止めに注意が必要です。傘やレインコートの携行をおすすめします。

平均気温の目安(大分市周辺)

この時期は湿度が高いため、温泉地を訪れる際には蒸し暑さに注意し、涼しい服装や水分補給を心がけましょう。

夏(7月中旬〜9月)

気温の高さと台風の注意

大分県の夏は蒸し暑く、30℃を超える日が多くなります。特に内陸部では気温が上がりやすく、35℃近くになることもあります。熱中症対策が必要な季節です。

平均気温の目安(大分市周辺)
台風の影響について

夏から初秋にかけて、台風の接近・上陸の可能性が高まります。特に沿岸部(別府市、佐伯市など)では強風や高波、大雨の影響を受けやすいため、旅行前には天気予報の確認をおすすめします。

秋(9月中旬〜11月)

過ごしやすい気候と紅葉の季節

秋の大分県は、気温が下がり、湿度も低くなるため非常に快適です。国東半島や由布岳、九重連山では紅葉が美しく、観光やハイキングにぴったりの時期です。

平均気温の目安(大分市周辺)

また、台風シーズンの終盤でもあるため、9月は依然として天候の変化に注意が必要です。

冬(12月〜2月)

温暖な沿岸部と寒冷な内陸部

大分県の冬は比較的温暖で、沿岸部では雪がほとんど降りません。ただし、九重・由布市・竹田市などの山間部では積雪も見られ、道路の凍結や積雪に注意が必要です。

平均気温の目安(大分市周辺)

温泉が最も楽しめる季節でもあり、別府・湯布院では湯けむりと雪景色が織りなす幻想的な風景を楽しむことができます。

大分県の気象的特徴まとめ

年間の気候特性

旅行の注意点

春と秋は観光に最適な気候です。一方、梅雨と台風シーズンは天候に注意し、冬は内陸の雪や道路状況に備えると安心です。

大分県へのアクセス

大分県は九州の北東部に位置し、海・空・陸の複数のルートからアクセスできます。特に温泉地で有名な別府や湯布院を目指す観光客には、アクセスの良さと自然豊かなロケーションが魅力です。

飛行機でのアクセス

大分空港(大分県国東市)

大分空港は、東京・大阪・名古屋など主要都市との間に直行便が運航されており、最も便利なアクセス手段の一つです。

主な路線と所要時間
空港から市内・観光地への移動

空港からはリムジンバスで大分市(約60分)、別府市(約45分)、湯布院(約55分)などへの直通便があります。また、レンタカーも空港で手配可能です。

鉄道でのアクセス

JR九州 大分駅

大分駅は、県内最大のターミナルで、JR日豊本線・久大本線・豊肥本線が乗り入れています。

主要都市からのアクセス例

観光列車「ゆふいんの森」や「ソニック」など、車窓の風景も魅力的です。

高速バスでのアクセス

都市間バス路線

福岡・熊本・広島・大阪などから高速バスが運行されています。運賃が比較的安く、アクセスとコストのバランスが良いのが特徴です。

例:福岡・博多から

車・レンタカーでのアクセス

自家用車・レンタカー利用時

車での移動は、観光地を自由に巡るのに最適です。特に湯布院・九重・国東半島など公共交通がやや不便なエリアへの観光におすすめです。

高速道路経由でのアクセス例

ETC割引や「九州周遊パス(レンタカー向け乗り放題)」などのお得な制度も活用できます。

フェリーでのアクセス

関西・四国方面からのフェリー

大阪・神戸・愛媛(八幡浜)などからフェリーが大分県の港へ就航しており、車と一緒に移動できる手段として人気です。

主な航路

フェリー内は寝台やレストランもあり、旅気分を盛り上げる移動手段としてもおすすめです。

県内の移動について

鉄道・バス

大分県内の主要都市間はJRや路線バスが運行していますが、観光地周辺では本数が限られることもあるため、時刻表を事前に確認しておくと安心です。

レンタカー・タクシー

湯布院・九重・竹田などでは、レンタカーの利用が観光に便利です。また、観光タクシーや地元ガイド付きの車両も利用できます。

大分県の移動手段

大分県は自然や温泉地が点在する広い県であり、観光地間の移動方法をうまく選ぶことが、快適な旅のポイントです。以下では、目的に応じた移動手段を紹介します。

鉄道(JR九州)

主要路線

大分県内ではJR九州の3つの路線が観光移動に役立ちます。

観光列車

特に人気なのが、特急「ゆふいんの森」。福岡・博多と湯布院・大分を結ぶ、車窓も楽しめる観光列車です(全席指定)。

バス(路線バス・高速バス)

路線バス

大分交通、大分バス、亀の井バスなどが各地域で運行しており、別府、湯布院、国東、臼杵、竹田などの観光地への移動に使えます。

注意点

山間部では本数が少ない路線もあるため、事前の時刻表確認が必要です。また、交通系ICカード(nimocaなど)が使えるエリアもありますが、一部現金のみの区間もあるのでご注意ください。

高速バス

県内の都市間や他県(福岡、熊本、宮崎)を結ぶ高速バスも便利です。大分駅や別府駅を発着点とし、座席指定・予約制で快適に移動できます。

レンタカー

自由度の高い観光に最適

公共交通が不便な場所(くじゅう連山、久住高原、国東半島など)では、レンタカーが最も便利です。主要駅(大分、別府、由布院など)や空港で借りることができます。

運転の注意点

山間部では道幅が狭い場所や冬季の凍結もあるため、運転には十分注意しましょう。ナビ付き車両の利用が安心です。

観光タクシー

地域ガイド付きで安心

観光タクシーは、地元の運転手が観光案内もしてくれる移動手段です。1時間単位での貸切プランが多く、湯布院・別府・臼杵などで人気です。

主な利用シーン

自転車・レンタサイクル

温泉街や海沿いの散策に

別府市・湯布院町・国東市などでは、レンタサイクルが整備されています。温泉街の散策や、海辺の景色を楽しむ短距離の移動にぴったりです。

電動アシスト付き自転車

坂道の多い地域では電動アシスト自転車の利用がおすすめ。駅前や観光案内所で貸し出しています。

観光遊覧バス・ツアーバス

定期観光バス

別府・湯布院などでは、主要観光地を巡る定期観光バスツアーがあります。事前予約制で、ガイド付き・乗降自由型のルートもあり便利です。

大分県の観光コース

大分県は、日本一の温泉地・別府や湯布院、歴史ある城下町、自然豊かな高原や渓谷など、多彩な魅力を持つ観光地です。目的に合わせて旅行プランを立てることで、より充実した旅になります。

1泊2日:温泉三昧!別府・湯布院コース

1日目:別府市内観光

2日目:湯布院散策

おすすめの過ごし方

別府泊→由布院へ電車やバスで移動。どちらも宿の温泉と料理が旅のハイライトになります。

2泊3日:自然満喫!くじゅう高原と温泉コース

1日目:大分〜由布院〜久住へ

2日目:くじゅう高原・登山や温泉

3日目:竹田・岡城跡と歴史の街

おすすめの過ごし方

自然と温泉、歴史を満喫できる大人向けの癒し旅。車やレンタカーでの移動が便利です。

日帰り:短時間でも満足!大分市周辺コース

モデルコース(大分駅発着)

おすすめの過ごし方

半日〜1日で回れるコンパクトなコース。駅や空港からもアクセスが良く、家族連れやビジネストラベラーにも人気です。

1泊2日:歴史と文化を感じる南部周遊コース

1日目:臼杵市

2日目:佐伯市・番匠川

おすすめの過ごし方

鉄道やバスでの移動も可能で、歴史とグルメをゆったり楽しみたい方にぴったりです。

大分県