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豊のたちばな(和菓子)

(とよのたちばな)

大分名産かぼすの爽やかで上品な味わい

大分県特産の香酸柑橘「かぼす」を使った大分銘菓。緑色の果実が熟す前に収穫された、まだ青くて若いかぼすの実の果皮と果汁を白餡に混ぜ、それを餅生地で包み込んで、ふわっと軽い食感の白いもなか生地ではさんでいる。独自の製法で白あんに混ぜ合わせ、カボスの自然な香りと上品な酸味、鮮やかな緑の色をそのまま生かして仕上げた逸品だ。餡の主原料がかぼすなので、ひと口食べると、モチッとした食感のなかに柑橘系の香りと、かぼすの爽やかな風味が口の中に広がる。特産のかぼすをふんだんに使い、しかも上品な仕上がりで、土産に人気の商品だ。

大分県産「かぼす」

かぼすが大分県に初めて伝わったのは、臼杵市の乙見地区とされています。江戸時代の1695年(元禄8年)、京都で漢方医をしていた宗玄という医者がこの地区に6本の苗木を植え、そのうち1本が育ち、かぼすの「元祖木」となりました。この元祖木は一度枯れてしまいましたが、接ぎ木で育てた2世が今も乙見地区に残っています。昭和30年代には、本格的な栽培が始まり、現在では全国の生産量の97%を占めています。

ざびえる本舗

1962年(昭和37年)に「ざびえる」を販売した大分県大分市の菓子屋「長久堂」がルーツ。「ざびえる」は長い間大分県を代表する銘菓として親しまれてきました。一時は店頭から姿を消したものの、地元の方々の強い願いのもと翌年に新会社「ざびえる本舗」として復活。「ざびえる」の他、「瑠異沙」「豊のたちばな」「月さらさ」など、大分を代表するお菓子を心を込めて作り続けています。

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