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のっぺ汁

(のっぺしる)

精進料理が発祥の料理は、いまや日常食に

山国川流域に伝わる精進料理。肉類は入れず、野菜だけでつくった汁。
昔、葬式があると、地区の女性たちがつくった。
精進料理とはいうが、普段の食卓にものぼる。
「のっぺ汁」という名前は野辺送りからきているのではないかという説があるが、定かではない。

肉を含まない、しいたけ、にんじん、こんにゃくなどの野菜を主成分とした汁物料理です。

この料理は、大分県と福岡県の県境に位置する山国川流域の中津市山国町で、精進料理として初めて作られました。特に野辺送りの際によく提供されていたそうです。

季節を問わず、日常の食事に適しています。

干ししいたけを水で戻し、季節の野菜と一緒に出汁で炊きます。
水溶き片栗粉を加え、とろみをつけます。

かつて、葬式の際に精進料理を作るのは主に女性の仕事でした。主要な料理には「のっぺ汁」、「白あえ」、「酢あえ」などがありました。

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のっぺ汁
(のっぺしる)

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