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国東半島・中津・宇佐

Kunitachi Peninsula, Nakatsu, Usa

国東半島、中津、宇佐の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

国東半島 中津 宇佐 観光ガイド

国東半島・中津・宇佐の観光・旅行 Info

大分県の北部に位置する国東半島(くにさきはんとう)・中津(なかつ)・宇佐(うさ)は、豊かな自然と歴史、文化が融合するエリアです。それぞれの地域には個性的で魅力あるスポットが点在しています。

国東半島エリアのおすすめ観光地

文殊仙寺(もんじゅせんじ)

山の中腹にある静寂な古刹で、学問成就のご利益があるとされる文殊菩薩を祀っています。自然に囲まれた参道は、四季折々の景観が楽しめます。

両子寺(ふたごじ)

山岳仏教の聖地である両子山のふもとにある寺院で、国東半島六郷満山文化を象徴するスポット。苔むした石段と仁王像が印象的です。

熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)

巨大な岩肌に刻まれた日本最大級の磨崖仏。荘厳な雰囲気と歴史の重みを感じることができます。

国東半島サイクリングロード

海沿いの絶景を楽しめるサイクリングロード。自然と歴史が調和する景観が魅力です。

中津エリアのおすすめ観光地

中津城(なかつじょう)

黒田官兵衛が築いたとされる平城。天守からは中津川や周辺の城下町を一望できます。展示資料も充実しています。

青の洞門(あおのどうもん)

禅僧・禅海が手彫りで30年かけて掘ったというトンネル。ノミだけで掘り抜いたという信じられない努力の結晶です。

耶馬渓(やばけい)

「一目八景」や「深耶馬渓」など、紅葉の名所として名高い渓谷。新緑や紅葉のシーズンには多くの観光客でにぎわいます。

宇佐エリアのおすすめ観光地

宇佐神宮(うさじんぐう)

全国に4万以上ある八幡宮の総本社。歴史は古く、朱塗りの本殿や広大な境内が荘厳な雰囲気を醸し出します。参道や神橋も見どころです。

安心院(あじむ)葡萄酒工房

安心院ワインの試飲・見学が楽しめるスポット。ブドウ畑が広がる風景も美しく、ドライブ途中の立ち寄り地として人気です。

宇佐のマチュピチュ(西椎屋の棚田)

標高の高い場所に広がる棚田の風景が「日本のマチュピチュ」とも称される絶景スポットです。日の出や夕景時が特におすすめ。

国東半島・中津・宇佐のグルメガイド

大分県北部に位置する国東半島・中津・宇佐エリアは、海と山の恵みに育まれた多彩なグルメが魅力です。伝統の味から地元ならではの創作料理まで、旅行中にぜひ味わいたい逸品がそろっています。

国東半島エリアの名産品・ローカルフード

姫だこ料理

姫だこは国東の特産で、歯ごたえと旨味が特徴。唐揚げや酢の物などで提供されることが多く、地元の居酒屋や旅館の食事で味わえます。

干ししいたけ

国東半島の山間部は干ししいたけの名産地。肉厚で香り高く、お土産としても人気です。

おすすめのレストラン

レストラン美浜

国東町にある人気の海鮮レストラン。新鮮な地魚料理や姫だこを使ったメニューがそろい、観光客にも評判です。

中津エリアの名産品・ローカルフード

中津からあげ

「からあげの聖地」とも呼ばれる中津は、全国的にも有名なからあげの名所。醤油ベースの濃い味付けとジューシーな鶏肉が魅力です。

中津のうなぎ料理

江戸時代から続く伝統の味。中津川で育った鰻を使った蒲焼きやせいろ蒸しは、夏場のスタミナ食としても人気です。

おすすめのレストラン

ぶんごや 本店

からあげ専門店の老舗。外はカリッと、中はジューシーなからあげをテイクアウトでも楽しめます。

うなぎの川淀

創業100年以上の老舗うなぎ屋。中津の伝統の味を堪能できる人気店です。

宇佐エリアの名産品・ローカルフード

宇佐からあげ

宇佐市発祥のからあげも有名で、中津と並ぶ「からあげの二大聖地」として知られています。店舗ごとに個性的な味付けが楽しめます。

安心院(あじむ)ぶどう・ワイン

宇佐市の安心院町では、ぶどう栽培が盛ん。安心院ワインは国内外でも評価が高く、ワイナリー見学や試飲も楽しめます。

おすすめのレストラン

からあげ太閤

地元で絶大な人気を誇るからあげ専門店。サクサク食感とにんにくの効いた味付けが特徴です。

安心院ワイン工房レストラン

地元食材を活かした料理とワインのペアリングが楽しめるレストラン。落ち着いた雰囲気で食事ができます。

お土産におすすめの特産品

国東半島・中津・宇佐の季節の祭り・イベント

大分県北部に位置する国東半島・中津・宇佐エリアは、歴史や宗教、伝統文化に根ざした個性的な祭りやイベントが豊富に開催されており、地域の風土と人々の営みを感じられる体験が魅力です。

国東半島エリアの主な祭り・イベント

修正鬼会(しゅじょうおにえ)

毎年2月に国東半島の各寺院で行われる伝統行事。なかでも六郷満山文化を代表する天念寺の修正鬼会が有名で、火を持った鬼が厄を払う神秘的な祭りです。1300年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

姫島盆踊り

8月中旬に姫島村で開催される伝統の盆踊り。キツネに扮した踊り手が繰り広げる「キツネ踊り」は独特で、幻想的な雰囲気のなか行われる夜の行事として人気です。

両子山の火まつり

国東半島のシンボルである両子山で行われる火祭り。山伏姿の修験者による護摩焚きなど、霊山の雰囲気に包まれた荘厳な行事です。

中津エリアの主な祭り・イベント

中津祇園(なかつぎおん)

毎年7月中旬に開催される中津の夏祭り。中津神社と闇無浜神社の両神社が中心となって行われ、きらびやかな山車が町を巡る姿が見どころです。太鼓や笛の音とともに、活気ある雰囲気が広がります。

からあげフェスティバル

全国のからあげ店が集結する人気イベント。中津が誇る「からあげ文化」を堪能できるグルメフェスで、地元のみならず全国の名店の味を食べ比べできます。

宇佐エリアの主な祭り・イベント

宇佐神宮 初詣・節分祭・夏越祭

宇佐神宮では、年間を通じてさまざまな神事が行われます。正月の初詣には多くの参拝者が訪れ、2月の節分祭や6月の夏越祭も盛大に催されます。神楽や伝統的な舞の奉納なども見どころです。

安心院(あじむ)葡萄酒まつり

9月に開催されるワインとぶどうの収穫祭。宇佐市安心院町で開催され、ワインの試飲やぶどう狩り体験、地元グルメの屋台など、家族連れにも人気のイベントです。

特徴的な事柄・文化的背景

六郷満山文化の影響

国東半島全体に根付く「六郷満山文化」は、仏教と山岳信仰が融合した独特の宗教文化です。修正鬼会をはじめとする多くの祭りはこの文化に由来し、歴史や信仰の深さを体感できます。

からあげ文化と地域の誇り

中津・宇佐エリアは「からあげの聖地」として知られており、グルメイベントや店舗の競演が活発です。地元のからあげ店が切磋琢磨し、味のバリエーションも豊富です。

国東半島・中津・宇佐の気温・天候

大分県北部に位置する国東半島・中津・宇佐エリアは、瀬戸内海と周防灘に面した温暖な気候が特徴です。年間を通して比較的穏やかな気温で、四季の変化もはっきりしています。以下では、季節ごとの気温や天候の傾向、注意点などを詳しく紹介します。

春(3月~5月)

穏やかな陽気と花の季節

春の気温は10~20℃前後で、3月はやや肌寒い日もありますが、4月になると桜が咲き始め、5月には新緑が美しい時期となります。晴天が多く、観光にも最適なシーズンです。

服装の目安:

3月:薄手のコートやセーター、4月~5月:長袖シャツやカーディガンで対応できます。

梅雨(6月中旬~7月中旬)

高湿度と降雨に注意

梅雨の気温は20~28℃程度で、湿度が高く蒸し暑く感じられます。この時期は傘やレインコートが必須で、にわか雨や長雨も多く、観光には天気のチェックが重要です。

特徴:

山間部では霧が発生しやすく、交通に影響する場合もあります。また湿気対策として通気性の良い服装がおすすめです。

夏(7月下旬~9月上旬)

暑さと台風シーズン

最高気温は30~35℃程度に達することもあり、日差しも強いため熱中症対策が必要です。8月は特に台風の接近が多くなるため、旅行前の気象情報確認が欠かせません。

服装の目安:

半袖や軽装で十分ですが、日焼け止めや帽子、サングラスを活用しましょう。

台風情報:

九州北部は台風の通り道になることもあり、海沿いや山間部での観光には警戒が必要です。宿泊先や交通機関の対応も事前に調べておくと安心です。

秋(9月中旬~11月)

過ごしやすい季節と紅葉

秋の気温は25℃前後から徐々に下がり、11月には10℃台になります。空気も乾燥していて快適で、紅葉や収穫の季節として多くの観光客でにぎわいます。

服装の目安:

昼間は軽装でも問題ありませんが、朝晩は冷え込むため、薄手の上着があると便利です。

冬(12月~2月)

温暖だが寒暖差に注意

冬の気温は5~10℃程度で、積雪はほとんどありませんが、山間部では朝晩に霜が降りることもあります。海からの風が冷たく感じられることもあるため、防寒対策が必要です。

服装の目安:

コートやマフラーなどの防寒着が必要です。特に初日の出や冬の神社詣では長時間屋外にいるため、万全の準備を。

年間を通じた気候の特徴

比較的温暖で観光向きな気候

国東半島・中津・宇佐地域は年間を通して気候が穏やかで、自然や文化を楽しむのに適したエリアです。雨の多い時期や台風の接近時には注意が必要ですが、それ以外のシーズンは屋外の観光地巡りに最適です。

降水量と台風の注意点

梅雨と台風の季節は豪雨や土砂災害のリスクもあるため、事前に気象庁などの情報をチェックし、安全第一での観光を心がけましょう。

国東半島・中津・宇佐へのアクセス

国東半島・中津・宇佐エリアは、大分県北部に位置し、福岡や大分市からのアクセスも良好です。空路、鉄道、バス、車など、さまざまな手段で訪れることができます。以下に、主なアクセス方法を紹介します。

空路でのアクセス

大分空港の利用

大分空港は国東半島の玄関口であり、東京(羽田)・大阪(伊丹・関西)・名古屋(中部)などから定期便が運航されています。

空港からの移動:

大分空港から中津・宇佐方面へは、空港バスまたはレンタカーが便利です。
・空港リムジンバス:宇佐・中津行きの便あり(約1~2時間)
・レンタカー:空港周辺に営業所が多数あり、車での観光に便利です。

鉄道でのアクセス

JR日豊本線の利用

福岡・大分方面から鉄道を利用する場合、JR日豊本線が中津駅・宇佐駅を経由します。特急「ソニック」や「にちりん」などを利用すれば、博多駅から中津まで約1時間20分でアクセス可能です。

主な所要時間:

・博多駅 → 中津駅:約1時間20分(特急ソニック)
・大分駅 → 宇佐駅:約40分(普通列車または特急にちりん)
・中津駅 → 国東方面:バスまたはレンタカー利用推奨

高速バスでのアクセス

福岡・大分方面からの高速バス

福岡(天神・博多)から中津・宇佐方面への高速バスも運行しており、安価かつ快適な移動手段です。

例:

・福岡(天神)→ 中津:約2時間~2時間半
・大分市内 → 宇佐:約1時間~1時間半(路線バスまたは高速バス)

自家用車・レンタカーでのアクセス

高速道路の利用

九州自動車道および東九州自動車道が整備されており、車でのアクセスも非常に良好です。

主なICと目的地:

・中津方面:中津ICまたは上毛スマートIC
・宇佐方面:宇佐IC
・国東方面:大分空港道路や一般道を利用

所要時間(目安):

・福岡市内 → 中津:約1時間40分
・大分市内 → 宇佐:約1時間15分
・別府 → 国東:約1時間半(空港道路経由)

フェリーの利用

愛媛・四国方面からのアクセス

愛媛県の伊方港や八幡浜港から大分県(竹田津港)へのフェリーも利用できます。
竹田津港は国東半島の北部に位置し、レンタカーで周遊するのに便利です。

主なフェリー:

・宇和島運輸フェリー(八幡浜港 ⇔ 竹田津港:約2時間30分)

国東半島・中津・宇佐の移動手段

大分県北部の国東半島・中津・宇佐エリアは、自然・歴史・文化が豊富な観光地です。地域内の観光地を効率よく巡るためには、目的や滞在日数に応じた交通手段の選択が重要です。

レンタカーの利用

観光に最も便利な手段

このエリアでは公共交通機関が一部不便な地域も多いため、レンタカーの利用が特におすすめです。主要駅(中津駅、宇佐駅、大分空港など)やフェリー港にはレンタカー営業所があり、移動の自由度が高まります。

メリット:

・山間部や海沿いの景勝地、寺社仏閣へのアクセスがスムーズ
・時間を気にせずマイペースに旅ができる
・大分空港やフェリー港からの周遊にも便利

路線バスの利用

地域内移動の手段としてのバス

中津市、宇佐市、国東市には大分交通などが運行する路線バスがあります。主要観光地や市街地同士を結んでいますが、本数が限られている路線もあるため時刻表の確認が必須です。

利用例:

・宇佐神宮前 → 宇佐駅
・国東市中心部 → 富貴寺・両子寺方面
・中津駅 → 青の洞門・羅漢寺方面

観光タクシー・地域巡回バス

観光タクシー・観光路線の活用

各市では観光客向けの観光タクシープラン地域巡回バスが整備されています。短時間で主要観光地を効率的に巡りたい人におすすめです。

例:

・宇佐市:観光タクシーで宇佐神宮、薦神社、四日市などを巡るコース
・国東市:寺院群巡りの「国東半島六郷満山巡拝タクシー」
・中津市:青の洞門~羅漢寺方面への周遊タクシープラン

自転車・レンタサイクルの活用

歴史街道や田園風景を楽しみながら

宇佐市や国東市ではレンタサイクルの貸出サービスもあります。特に、国東半島では自然豊かな田園風景を眺めながらの移動が魅力的です。

おすすめエリア:

・宇佐市内:宇佐神宮周辺の史跡めぐり
・国東市:富貴寺や熊野磨崖仏などへのアクセス
・中津城下町エリア:中津城や寺町などを散策

鉄道の利用

JR日豊本線での主要駅間移動

JR日豊本線を利用して、中津・宇佐間などの地域内移動が可能です。ただし、国東半島方面へは鉄道が通っていないため、他の手段(バス・車)との組み合わせが必要です。

主な駅:

・中津駅:観光拠点、特急も停車
・宇佐駅:宇佐神宮へのアクセス玄関口

国東半島・中津・宇佐の観光コース

国東半島・中津・宇佐は、大分県北部に位置し、歴史的な文化財、仏教遺跡、自然の景観などが豊富なエリアです。以下のモデルコースを参考に、地域の魅力を存分に味わってください。

1日目:中津市の歴史と自然を満喫

中津城と城下町散策

中津城は、黒田官兵衛ゆかりの城で、城内からは周辺の街並みが一望できます。周囲には武家屋敷や寺町も残り、歴史情緒あふれる町歩きが楽しめます。

青の洞門と羅漢寺へ

その後、青の洞門へ。僧・禅海がノミだけで掘り抜いたトンネルが残り、周囲の景勝も見どころです。近くの羅漢寺では、山中に点在する石仏群や展望台からの眺望も楽しめます。

2日目:宇佐市で古代信仰と仏教文化に触れる

宇佐神宮参拝

宇佐神宮は全国の八幡宮の総本宮で、荘厳な社殿と広大な境内が魅力です。参道沿いには土産物店や郷土料理の店もあり、ゆっくり散策を楽しめます。

薦神社・安心院ワイナリー

さらに、薦神社(こもじんじゃ)や、周辺の自然豊かな安心院(あじむ)エリアに足を延ばし、ワイン工房やブドウ園を見学するのもおすすめです。

3日目:国東半島の六郷満山文化を巡る

富貴寺・熊野磨崖仏の探訪

国東半島六郷満山文化富貴寺熊野磨崖仏

両子寺と山岳霊場巡り

山の中腹にある両子寺(ふたごじ)仏教文化の奥深さに浸れます。

オプション:1泊2日のショートトリップモデル

Day 1:中津・宇佐エリア

午前:中津城と青の洞門
午後:宇佐神宮と安心院
宿泊:宇佐または安心院の宿泊施設

Day 2:国東半島

午前:富貴寺・熊野磨崖仏
午後:両子寺・周辺の石仏巡り

大分県